数学18→84 成績急上昇についての考察


成績が急上昇した中1女子Nさん

2学期中間試験の結果が返ってきました。

受け持っている中学1年の女子生徒の数学が、

1学期期末試験(18点)と比べて、大幅に上昇し、

84点(だったと思います)を取ったそうです。

報告を受けた当時の私は

寝耳に水もいいところで、

喜ぶどころか、

え?なに?意味がよくわからない…

といった状態でした。

と申すのも、

彼女は簡単な方程式については

スラスラと解けるようになっていたのですが、

少し複雑なものとなると、

集中力がもたず、

私の説明も聞かなくなり、

答えの丸写しをしていたので…

(そして彼女のお喋りを延々と聞くのです)

きっと、学校の先生や

彼女が通っている塾の先生の指導の賜物だろうと、

自分を納得させました。

私がした仕事なんて、

彼女のお喋りをひたすら聞くだけ

だったような気がするので(笑)

それで、なぜこれほど彼女の成績が上がったのか、

自分なりに考えてみました。

成績が急上昇する理由

1.凄まじい集中力

Nさんのことを上で「集中が持たない」と紹介しましたが、

決して「集中力がない」ということではございません

短い時間に過剰に集中するタイプなのです。

なので、今回の試験範囲であった方程式について、

概念や解法を人並み以上に集中して聞いて

脳内に鮮明にインプットしたのだと思われます。

そして過剰な集中により、集中力を使い果たした彼女は、

お喋りタイムに突入するのです(笑)

2.学校の手厚い配慮

数学で必要とされる能力は主に、

「計算能力」「推論能力」「読解能力」

だと思われます。

(推論能力は規則性を見極たり、推理したりする力です)

彼女は読み書き障害があるので、

読解能力は同世代に比べて著しく劣るのですが、

計算能力・推論能力は同世代と比べて

平均的か、やや優れているように感じています。

今回の試験では、

特別支援学級に籍を置いたことで、

学校の先生方の手厚いサポートを受けられ、

読解能力をさほど必要とせずとも

数学の理解度を確認できる試験形式になり、

元々持っていた能力を発揮できたのではないかと考えられます。

ただでさえ忙しい先生方に

これほど手厚くサポートして頂けるとは…

頭が下がるばかりです。

3.考察から得た教訓

1.「お喋りはただのサボりで非ず」

 ADHDを抱えている子、その傾向が疑われる子は特にそうなのですが、

延々とお喋り(マシンガントーク)を始めたら、集中が切れたサインである可能性があります。

恐らくお喋りを始める前に、(本人レベルで)過剰に集中していたのだと考えられるので、

「一生懸命頑張ったのだ」と肯定的に捉えることが大事なのかもしれません。

(そういう意味で、話を聞くだけだった私も、立派に仕事をこなしていたのですね笑)

 ここで下手に叱ると、生徒が「理解しようと集中したこと」すら否定された気分になり、

理解することを諦めてしまうかもしれません。

彼らに対しては短い時間に身につけさせるような、

短期決戦で臨まなければならないようです。

2.能力が急に伸びることはありません

 成績が急に上昇する生徒は、

「元々高い能力を持ちつつも、何らかの障害によってその実力を発揮できなかった」

パターンが多いのではないか、と考えております。

今回は出題形式を変えることで、

読み障害の問題を緩和できたため、

実力が発揮できたのであり、

元々能力が高かったのだ

思っております。

過去に指導していた、成績が急上昇した女の子も、

国語で高得点を取るなど、

元々の推論能力が高かったもので、

数学の概念をかみ砕いて説明すると、

今まで理解できなかったことが

急に理解できるようになったそうです。

逆に言えば、元々の能力が低ければ、

どんなに効率的な学習法を実践しても、

どんなに優秀な先生が指導しても、

成績が上がるまで時間がかかるのではないか、

という説を唱えさせて頂きます。

私も生徒の成績が上がらないことはよくありますが、

理解度は上がっているように感じており、

単に成長が成績に反映されていないだけなのだと

考えることにしようと思います。

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