「言い方に気をつける」
「理解していな苦ともイライラしない」
「わかりやすく丁寧に教える」
…ということは常日頃心がけておりますが、最近は
「生徒の理解度に合わせて教える」
ということにも気を配っております。
当たり前、と言えば当たり前のことでございますが、
中々この「当たり前」ができずに、自分の未熟さを感じております。
例えば方程式x+4=5を解く方法を伝える際に、
+4をイコールの右側へ持っていきましょう。
イコールを飛び越えて移動する時は、符号は反対にしましょう」
x+4=5
x=5-4
=1
ところが、理解度は生徒によってまちまちで、この説明で理解できない生徒もいます。
例えば、上記の説明を行った後、x-5=6という問題に取り組ませようとすると、固まります。
とにかく手を動かしてもらうと、
x=6-5
=1
話を聞いていないのかと苛立つ事がありましたが、
生徒側としては、
※生徒が固まった原因
①x+4=5の解き方はわかったが、それはx+4=5の場合のみ適用できるものであり、他の場合、つまりx-5=6にも同じように当てはめられるものかどうかはわからない。(極端な話、x+4=6であっても、右辺が5ではなく6となっているため、解き方がわからなくなる事も考えられます)
※生徒が移項する際に符号を変えなかった原因
②符号を反対にする、の意味がわからない。移項する時はとりあえずマイナスにすれば良いのか。
どの符号に対する反対なのか、わからない。
といったことで躓いていることがわかったので、
「x+4=5とx-5=6、他にも2x+3=8の場合でも、イコールが式の中にあるものは、同じ解き方が出来る」
と、どのような式であればこの解き方を利用するか、という事を具体的な言葉にして説明したり、
「xを含まない数を、一つ前の符号と一緒にイコールの右側に持っていき、符号を逆にする」
と、できるだけ詳しく手順を伝えたりすることで、何とか理解させております。
今のところ、これが精いっぱいで、ここでつまずく子に対してとてもとても…
文章題や応用問題が解けるまでにはできませんが…
ともかく一つ一つ、できるようになれる姿を見て、生徒たちの、また自分の成長を感じております。
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