3学期の期末試験で英語の点数が10点も上がった崎太くん(仮名)。
しかし国語は最終日ということもあり、疲れがたまってしまったのか、
集中が切れてしまったとのことで、点数を下げてしまいました。
そんなこんなで合計点数は若干上がったくらいで、
順位は変わらなかったとのことでございました。
数学では目標まで1点足りなかったこと、
ライバル視している同級生より、僅差ながら点数が低かったことから、
「もう少し頑張っていたらどちらの目標も達成できた」
と悔しがっていたのでした。
男の子はだいたい競争が好きなので、
このような悔しさが頑張るための起爆剤になります。
この悔しさが少し彼の心構えを変えたのでしょうか、
「模試の数学の点数を上げたいので、数学も教えてください」
「僕の場合は英単語と漢字、発音しながら書いて、
毎日繰り返したら覚えやすいので、そうやって勉強します」
「春休みにたくさん先生に来てもらうので、
そこでしっかり単語を覚えれるようになりたいです」
と、勉強への意欲…いや、
自分の成長に対して貪欲な姿勢を感じておりました。
「悔しい」と感じるためには、それまで努力しなければなりません。
努力の結果、僅かに届かなかった場合に「悔しい」と感じるのです。
崎太くんはたまたまよきライバルがいたことで、
しかもわずかにそのライバルを抜けなかったことで、
悔しいと感じ、頑張る意欲が湧いたのでしょう。
こうした感情こそが、
人間を成長させるものなのだと教わった気分でございました。
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