英単語が覚えられないことについては、
当ブログで何度も取り扱っておりますが、
本日また、新たに気付いたことを記しております。
前回、英単語を全く覚えられなかった子が80点を!?にて、
英単語を構成する文字と、音との関連を意識させる学習を通して、
英単語が読めるようになったという内容を書かせて頂きました。
1か月を経た現在も、生徒はこの方法を用いて、
たどたどしいながらも正しく発音しております。
しかし、英語の発音というものは複雑なもので、
[ar](アー)や[ay](エイ)のように、文字の組み合わせ次第で
表される音が変わることがあるため、
英単語を構成する文字一つ一つに着目するだけでは
読めない単語も登場します。
(carだと「カル」、sayだと「サイ」になってしまう)
そこで英単語の学習法で紹介したように、
「フォニックス」を通して、
文字の組み合わせと、
その組み合わせによって表される音との
関連性を身につけさせて、
より多くの単語が読めるように図りました。
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結論から申し上げますと、この方法は彼にとっては困難でした。
子音の組み合わせであれば問題ないのですが、
母音の組み合わせとなると、
音があまりにも変化しすぎて、
どの音になるのかわからなくなってしまい、
混乱してしまうようです。
漢字であっても、例えば
「日本」を「本日」と書いてしまうように、
文字と、その文字が表す音とが中々結びつかない様子がうかがえます。
言うまでもなく英語でも同じように、
[god]をドッグと読んでしまうのです。
g→グ、o→オ、d→ドゥ、
という音を表す文字として認識しているのではなく、
g・o・dいう3文字で構成されている単語→ゴッド
というように認識しているようで、
d・o・gいう3文字で構成されている単語→ドッグ
と混同してしまうのかもしれません。
(pcでいう画像認証ってイメージでしょうか…)
このような状態なので、
ay(エイ)、ai(エイ)、ar(アー)と、
英字の組み合わせと発音との関連性を伝えても、
ay→エイだっけ、アーだっけ…ア??????
と混乱する姿が随所に見られました。
うん、難しいのだろうな…
仮にay、ai、arの読み方を記憶させたとしても、
読むときに「ay→エイ」などと音に変換することが
困難だと思われたため、
他の方法を考えたいと思っております。
そんな、状況です…
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