理解できるかは説明の仕方次第かも

特別支援学級に在籍している生徒がいます。
中々物事を理解することができず、
また物事を判断することができず、
教わったことを中々身につけられずにいます。

一緒に生物の学習を行いましたが、
鳥類が鳥、つまり羽の生えた空を飛ぶ動物のグループであること、
魚類が魚、つまりえら呼吸を行い水中で生きる動物のグループであることですら、
全くわかっていませんでした…
(イヌは魚類と、大真面目に答えていました)

おそらく共通点を持つものを一括りにすること、
羽の生えた空飛ぶ動物を総称して鳥というグループにすることが、
これまで生きていた中でずっと理解できていなかったようで、
指導の中で初めて、このような考え方に触れることができたそうです。

また、漢字についても、
鳥類が「鳥に類するもの」という意味を、
漢字一つ一つの文字が意味を有していることも知らなかったそうで、
「漢字が言葉の意味を作っていたことに初めて知りました」
と話していました。

そんなこんなで、学習した部分については理解できたようで、
理科の定期試験では、生物の分類、一緒に学習した単元のみ答えることができ、
久しぶりに2桁に乗ったとのことでした。

 

以前は何度となく教えても、すぐに忘れてしまい、
全く身につかなかったものでしたが、
生徒がどのような部分で躓いているのか、見極めて、
生徒にとって理解しやすいように説明することで、
理解できるようになるものなんだな、と
嬉しく思いました。

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