正解は無い

前回まで偉そうに自分の主張を唱え、

その主張に反する考えに批判をしていた私ですが、

今はただただ

穴があったら入りたい思いでございます(笑)

 

とある地方自治体が催している塾の講師として、

週に一度働いているのですが、

先日、とある女子児童が拗ねてしまいました。

 

その日は女性の講師さんが、

その生徒に勉強を教えていましたが、

なぜかこの日は落ち着かない様子で、

授業中でも隣の女子児童とお話をして、

中々勉強をしてくれません。

 

講師さんとしては、仕事として教えているのですから、

どうにか勉強をしてもらおうと必死なのですが、

児童は「おうちに帰って答えを写しちゃうからいい」

と取り合ってくれません。

 

その姿勢を講師さんが咎めると、

児童が拗ねてしまい、

勉強道具を全てしまってしまいました…

 

この状態では、もう勉強どころではございません。

児童は自分が悪いと感じつつも、

感情を抑えることで精いっぱいな様子、

講師さんは申し訳なさそうな様子で、

たいへん気まずい雰囲気となってしまいました。

 

私がこの講師さんだったら、

どのように対処するのか…

 

考えても、考えても、正解が浮かんできません。

人間の心は複雑で、

どのようにすればこのようになるのかなんて、

とてもわかる訳が無いのです。

 

年端も行かない子どもであれば、

自分の思いを伝えることができないので、

行動で訴えてきますが、

その行動を見て推測して対処法を見つけ出すなど、

とてもとても難しいことなのでございます。

 

このようなことを考えてみると、

私自身まだまだ人様に意見ができるほど、

立派な人間ではないということを痛感しましたし、

わからないなりに一生懸命に頑張っている人を、

批判する権利なんて無いのだと思いました。

 

こんな失敗をしている自分を見ていると、

まだまだ若いな、

と自嘲してしまいます。

 

こんな失敗を繰り返して、

素晴らしい人間になるのだと自分に言い聞かせて、

胸の中にこの失敗を刻んで

これからも頑張ってまいります。

1 Star 0
読み込み中...
当記事がご参考になりましたら、ハートをクリックしてください^^

他の特別支援教育に携わる先生のブログをご覧になりたい方はこちら
他の家庭教師のブログをご覧になりたい方はこちら

コメントを残す