噛み砕いてわかりやすく説明したつもりでも、
中々理解できない生徒(Aさん)がいます。
理科の「音」について学習していたのですが、
「振動する回数が多い→音が高くなる」
「振幅が大きい→音が大きくなる」
ということは理解できても、
「振動数が大きくなると音はどうなる?」
と訊ねると、
「音は大きくなる」と答えてしまいます。
どうやら、「振動数が大きい=振動する回数が多くなる」
ということが理解できないようです。
(大きい=物理的に比較対象より形・量が上回っている、
という意味で固定化されているように感じています)
Aさんは学習障害も持っているため、
特別支援学級に通っているのですが、
Aさんのお母様が仰るには、学校の先生も方程式で、
「代入」ということを教える際に苦労されたそうです…
私個人の考えですが、
Aさんは自閉症スペクトラム障害の子に見られる
「抽象的な概念に対する理解力が低い」
「言葉の定義付けが苦手」
「言葉が持つ複数の意味を理解しにくい」
と似ているように思えるため、
言葉に対する支援は、
自閉症スペクトラム障害の生徒と同じ方法で良いのではないか、
と考えております。
そういう訳で、
・なるべく具体的に伝えること
・わからなくても和やかに接すること
・時間をかけること
・言葉の定義を易しい言葉で伝えること
ということに気をつけてみようと考えております。
ですが、私もまだまだ未熟なものなので、
気づかないこと、知らないことがたくさんございます。
なので、こちらの記事やブログをご覧になって
ふとあなたが思ったこと、
ただの一言でも、
ご自由に書いて頂けたら、大変助かります!
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