私たちは英単語を繰り返し書いたり、
繰り返し眺めたりすることで、
英単語のスペルと訳を記憶します。
その後、新たに英単語を見た際に、
自分の脳内でその英単語について検索をかけ、
検索キーワードと合致した、
記憶されている脳内の英単語の訳を、
出力していると、
私は考えております。
まるでgoogleのような世界なのです。
ところが、先天的な読字障害を持つ方だと、
英単語を読む際に、
記憶されている脳内の英単語の訳を
正確に出力できない場面がよく見られます。
しかも、何度も同じ間違いを繰り返してしまいます。
恐らく、私たちが自然に行っている一連の出力作業
(覚えて、見て、思い出して、言う)
のどこかで何らかの障害が発生しているのだと
思われます。
読字障害、或いは読字障害が疑われる生徒を伸ばすためには、
障害がどこで発生しているのかをしっかりと観察し、
どうすれば改善されるかを考える必要があるのかな、
と感じています。
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