教え方について考えたこと

当月から令和に改元され、新鮮な気持ちで過ごす今日この頃です。
新鮮な気持ちと言えば、家庭教師という仕事を初めた頃は何事も一生懸命で、
生徒も少なかったので、とにかく指導日が待ち遠しい日々でした。
生徒の態度に対して叱ることもありましたねぇ。
…今思えば、それが若さというものだったのでしょうか。
(まだまだ青二才ではございますが)

さて、近頃になって、一生懸命に説明するだけではお互いに疲弊してしまうことに気づくようになりまして。生徒の能力も性格も千差万別なので、教え方をそれぞれに合わせております。理解できそうな内容ならば説明を行なってから数題演習をさせる、理解ができそうな内容ならば易しい演習を数多く行ってから規則性を少しずつ理解させると、常に観察しながら指導しております。

生徒によっては、中学3年であるにも関わらず、一ヶ月かけてやっと方程式の使いこなし方を理解するなど、大変進度が遅い場合もございますが…家庭教師というものは生徒一人ひとりに向き合い、それぞれの理解度に沿って指導できることが最大の強みであるので、ブレないようにしております。

それから、生徒と向き合うようになって強く感じるようになったのですが、一人ひとり能力が違うため、できないことを受け入れる人間力というものが大切だと思います。家庭教師を頼む生徒は往々にして「できない子」であることが多く、考える力、連想する力、記憶する力などが私の想定より遥かに下回ることも、よくあります。そんな時、自分の想定が誤っていたことに気づかず、ついつい「頑張ればできるから、やりなさい」と叱咤してしまいがちなのですが、冷静になって、「できない」ことを受容して、できそうなところまでハードルを下げなければなりません。

感情という厄介なものを持つ人間である以上、これは簡単なことではありませんが、いつも冷静に正確な判断ができる人間力を養わなければなりませんね…

1 Star 0
読み込み中...
当記事がご参考になりましたら、ハートをクリックしてください^^

他の特別支援教育に携わる先生のブログをご覧になりたい方はこちら
他の家庭教師のブログをご覧になりたい方はこちら

コメントを残す