日々、家庭教師をしていると感じることでございます。
私は家庭教師といえど、中身は教育学部を出てもいない若造なので、
知らないこと・わからないことだらけなのです。
昔は「先生」というプライドから、苦言を頂いた時は特に、
「素人のくせに」と話を聞こうとしなかったことがございました。
しかし仕事を続けていくにつれて、
自分の実力は大したことがないこと、
私の知らないことを知っている人がたくさんいることに気がつき、
謙虚な気持ちで話を伺うようになりました。
すると、お母様方から気軽に話して頂けるようになり、
長く一緒にいる「お母様だからこそ気がつくこと」を
教えて頂くことも多くなりました。
その情報が生徒に合わせた教え方を実践するために、
非常に重要なものであることが多々あり、
以前と比べて効果的に教えられるようになっております。
例えば英単語が覚えられない生徒については、
お母様から「児童期に音読ができず、授業では本文を諳んじていた」
という情報を頂いたことで、音韻意識が弱いことを確信し、
フォニックスを用いて英単語が覚えられるようになりましたし、
数学を教えていても中々理解できない様子の生徒については、
お母様から「1000円でどれが買えるのか、都度訊ねてくる」
という情報を頂いたことで、
数概念への理解が弱い可能性を考慮するようになり、
数概念への理解を促す指導を考えるようになりました。
このように私の場合は、
「お母様から頂いた情報」が貴重な情報となっており、
いつも非常に助けられております。
お母様からの協力があるからこそ、
私の力(微々たるものですが)が発揮できているのだと思います。
本当にありがたいものです。
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