やる気について

教える仕事をしていると、勉強に対してやる気のない生徒さんに出会うことがあります。

やる気を引き出すことは、とても難しいことです。

外国のことわざで、

「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」

とありますが、まさにこの通りなのです。

 

こんなことを言うと

「そんなやる気のない生徒に対してもやる気を引き出すのが仕事でしょう?」

とお叱りの言葉が聞こえてきそうです。

まさに仰る通りではあるのですが、皆様も経験されたことがおありでしょう、

人の気持ちを変えることは本当に難しいことなのです。

 

さて、そんな生徒に対して私が獲る行動とは―

1.生徒の話をよく聞き、受容して、互いに信頼しあう関係をある程度築く

2.生徒本人でも「できる」と感じるレベルのものを、ヒントを与えながら解いてもらう、  

あるいは解説しながら一緒に解く

 

2では本人が「できた」と感じることが肝要なので、手取り足取り教えるのではなく、

ヒントを元に解答を自ら導き出せたと思えるようにするので、かなり頭を使います。

ここが腕の見せ所でもございます。

 

出会ったばかりでは、信頼関係が築けないので、中々やる気を出してくれませんが、

これを繰り返していくうちにやる気を出してくれる、

少なくとも一緒に勉強をしようとしてれるようになります^^


「やる気が出ないなんて、そんなの勉強を怠けてるだけだ」

と感じている方もいらっしゃるかもしれません。

 

しかし私からすると、意味のわからないことに対しては、

学ぶ意欲が出ないのは普通だと思うので、

そういった感情を理解することが大切なのではないかと思います。

 

私自身意味のわからないことに対しては学ぶ意欲が出ないのですが、

「そういった自分はダメなんだ!」

と否定するのではなく、

「そんな自分でもいいよね」

自分の感情を肯定することが、何よりも大切なことだと思うのです。

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