勉強は楽しい?

勉強する…ということについて、どんなイメージをお持ちでしょうか?

多くの方は、もしかすると

「大変」「つらい」「やりたくない」

といったことを思い浮かべるのではないでしょうか?

 

では、なぜそんな嫌なものを大人は子どもにさせるのでしょうか。

「将来幸せになるため」

といった声が聞こえてきそうですが、

それは子どもからすると、

「それならどうして大人は勉強しないの?」

と疑問に感じてしまうことでしょう。

 

こうした疑問を感じつつも、辛い勉強ができる子どもはもちろんいますが、

どうしても納得できずに、辛い勉強を避ける子どもももちろん出てきます。

そうした子どもは強制されることに反発し、勉強をせず、

やがては不良と呼ばれるようになることもあるのです。

 

逆に言えば、勉強をしない子どもについては、

勉強の意義を理解できれば、自然と勉強をするようになるのです。

 

では、勉強の意義とは一体何なのでしょうか?

私は、「自分を豊かにするもの」だと思っております。

また、自分を豊かにすること、成長することは楽しいことだと思います。

なので、勉強は楽しくやることが大切なのだと考えているのです。

 

私の受け持ち生徒の桂子さん(仮名)は、

元々別の家庭教師に教わっていたのですが、そりが合わなかったようで、

受験生となった3年生の秋になっても勉強に身が入らずにいました。

「勉強なんて面白くない」

そう感じていたそうです。

 

11月になって急きょ、私の担当になったのですが、

まず学校の試験範囲である、「円周角と中心角」(数学)に関する学習を行いました。

懇切丁寧に、とにかくわかるように説明したところ、

彼女は楽しいと感じたと言っていました。

 

勉強を楽しいと感じた彼女は、徐々に自ら机に向かうようになります。

初めは私と共に学習をした内容の復習から始まり、

試験勉強や受験勉強なども自ら進んで行うようになりました。

 

このようにして彼女は、

中間テストで10点も取れなかった数学の点数が、

期末テストで40点、1月のテストで70点と、

目を見張るような成長を遂げるのでございました。

 

成績を上げるためには、スパルタ的な教育も必要なのかもしれません。

しかし私は、勉強はあくまで自分を成長させるもので、

その成長を感じることは楽しいものだと考えているので、

私は勉強を楽しいと思わせることが大事だと考えております。

 

そして、そう思わせるためには、

勉強がわかる、できると感じさせることが必要なのです。

 

勉強がわかる、できると感じさせるためには、

その子その子に合わせた教え方、ペース、ヒントの出し方を考える必要があります。

もちろん簡単にできることではございませんが、

私もできるようになるように、精進して参りたいと思っております。

 

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