中3の子たちはこれから、公民の学習を始めます。
暗記が苦手な子の中で一人、
公民に興味を持っている男の子がいるので、
その子向けに教材を作っています。
そもそもなぜ、「暗記しろ」ではダメなのか
意味の分からないものは覚えられない
社会は暗記教科なので、「暗記しろ」で終わり…なのですが、
「意味の分からないものをとりあえず覚える」ことが中々難しい作業となる子もいます。
どんなに頑張っても、全然覚えられない子もいるわけです。
文章では伝わらない
意味の分からないものをとりあえず覚えることが難しいなら、
意味がわかるようにすれば良いのですが…
口頭で説明したり、文章で書いたりしても、
わかるまでに時間がかかるし、
説明された言葉の意味がわからず、混乱してしまう子もいます。
わかりやすい市販の教材でも、全く手を付けない理由は、ここにあります。
例えば、「夫婦のみ、または親と未婚の子どもからなる家族」を、核家族ということを学習することにします。
この文章では、何を言っているのかがわからない子もいます。
「夫婦なの?子どもなの?未婚ってなに?からなるってなに?」
といった感じで、混乱してしまうのです。
この状態で闇雲に覚えさせても、意味が分からないため忘れてしまいます。
絵カードなら、覚えやすい
絵ならば、伝えたいことを伝えやすくなります。
「祖父母はいない」ことを伝える為に、
祖父母の顔にマークをつけています。
また、「未婚」などという、難しい言葉は省き、
わかりやすい言葉のみで伝えています。
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