発達障害の方によく見られるのですが、
手先が不器用だったり、注意力が足りなかったりして、
枠からはみ出す、
字のバランスが取れていない、
雑な字を書いてしまう方がいます。
ー私の母です。
本人に話を聞くと、
決して雑に書こうとしているわけではなく、
手先が思うように動かせずに、
結果的に雑になってしまうようです。
なので、叱咤激励したところで、
努力を積み重ねさせたところで、
どうやら効果がないようです。
それどころか、上手くいかないことに歯がゆくて、
またそれを理解してくれない周囲にいら立って、
自信を失って絶望を感じたり、反抗的になったり
してしまう可能性があります。
そこで私は、悪筆の生徒を担当した際に、
字のことは全く触れないことにしました。
さらに、周囲の人間と比べられて劣等感を感じ、
自信を失っている状態であったため、
自信をつけるために、
一切叱らず、
逆に少しでもできるところを見つけては
褒め続けました。
それが功を奏したのかどうかは定かではございませんが、
1.落ち着きのない小学5年生の男の子
2.自閉症を持つ小学5年生の男の子
3.ディスレクシアである中学1年生の女の子
3人とも丁寧な字を心がけるように変化しました。
それだけではなく、自信がついたからでしょうか、
かんしゃくを起こすこともめっきり減ってきたと
保護者様がおっしゃっていました。
もしも
丁寧な字を書かせたい!
落ち着かせたい!
と思っていらっしゃるならば、
「褒めて自信をつけさせる」
を試してみてはいかがでしょうか?
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