英単語を全く覚えられなかった子が80点を!?

と、ビックリするような題名をつけましたが、

そんな驚くようなことが最近起きました。

(色々とカラクリはありますが笑)

 

まず、英単語が覚えられない子に見られる特徴としてー

「クラッカー、タトゥーなど、拗音が書けない」

ということが挙げられます。

 

学習障害、特に発達性ディスレクシアと共通する特徴であるので、

発達性ディスレクシアに関する書籍を読み漁っていると、

どうも「文字が表す音が出てきにくい」そうで、

wantとwentをよく混同してしまいます。

(wantをウェントゥ、wentをウォントゥと言ってしまいます)

 

また、音を文字に変換する作業に苦労するようで、

例えば図書館、「ライブリー」という音を文字に変換しようとすると、

libraryと書くところを、libry

と書いてしまうなど、

raという文字が「」という音を表していることを

理解しにくいようです。

 

なので、英単語を一つ一つ、

音素を意識させながら区切らせることで、

「どの文字がどのような音を表すのか」ということを

理解できるように指導してみました。

例えばlibraryでは、

 l     i     b  r   a     y

アイ    イー

といった案配です。

 

こんな調子で教えていたら、

簡単な英単語は覚えられるようになり、

英語の定期試験で50点→60点→70点→80点

順調に上がって行きました。

 

ただ、誰もがこのように伸びるわけではないのです…

彼の学校では定期試験の内容が、

一般的な中学校と比べたら易しいうえに、

数学で90点台を取るなど、

理解力の高い生徒であった、

何よりも彼が大変努力した、

それらの要因も作用しているのです。

 

とはいえ、英単語が覚えられなかったとしても、

やり方次第で覚えられるようになるという希望が生まれたので、

これからも英単語が覚えられない子に対しても、

様々な工夫を凝らしていきたいと思います!

(無理に努力を強いらない方向で)

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