方程式を図式化して、理解を図ります

$$\frac{1}{2}x=2$$

方程式ではわからない数をxと置き、左辺と右辺を等号で結ぶことによって、xの値を求めます。

ところで、この等号の意味を理解していないと、
「どのようにすればxを求めればよいのか」
ということがわかりません。

一般的な方であれば、説明を聞くことで、或いは繰り返し演習を行うことで、
次第に「左辺と右辺が等しいことを表す記号」ということを理解するようになるのですが、
学習障害を抱えていると、いくら演習を繰り返しても、説明しても、
中々理解することができないように思えます。

そうなんです…だから一生懸命教えても、お互い疲労し合うだけで終わることもしばしば…
(カテキョのくせに全く理解させられなくてごめん!)

それで、なるべく意味を理解できるように、
図を描き、図を見せながら説明し、視覚&聴覚からの入力で理解を図ります。

紫の部分
$$1を二等分したものが\frac{1}{2}であるように、$$
$$xを二等分したものが\frac{1}{2}xとなることを教えます。$$
緑の部分
$$\frac{1}{2}x=2なので、\frac{1}{2}xと2が同じ大きさであることを伝えます$$

図だけでは理解することが難しい(誤って解釈する)ので、
しっかりと「この部分」と指さすなど、具体的に示さないといけません。
ここが、図を用いて教える時に感じる、一番難しいところですね…

今回は「あ、そういうことか」と理解した様子を見せ、
確認のために授業の終わりにノーヒントで問題に取り組ませたところ、
図を描いてみごと正答することができたので、
こうした抽象的な演算も、図式化するなど具体化していくことで、
理解が深まるのではないか、と手ごたえを感じています。

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