文章題を苦手とする子は一定数います。
易しい文章題、例えば
「1個100円のみかんがあります。これを3個買い、500円で支払うと、おつりはいくらでしょう」
といった問題でさえ、
「1+100+3+500=604」
と当てずっぽうに計算してしまいます・・・
まずは文章を理解してもらうため、
文章の内容を噛み砕いて説明したり、絵にしたりしますが、
わからないことを理解しようとすることは非常に疲れる作業なので、
「もう疲れたーやる気なーい」と言われてしまいます・・・(笑)
中学生に数学を教える際にも、
「理解すること」を重視しているため、
理屈を唱えてばかりいますが、
これまた理屈がわからない生徒にとっては
苦痛でしかない様子なのです・・・
そんなことで悩んでいたところ、
とある学校の元教員だった方から、
「理屈をいくら唱えてもわからない子はいます。なので、無理に理解させようとせず、反復させて覚えさせることも大切なのですよ。そのようにして得た知識は、いずれ成長とともに理解できるようになるものなのです」
と教えていただきました。なるほど、たしかに。
私もこどもの頃はとりあえず丸暗記してましたからね・・・
しかし、丸暗記させるにしても、
人によっては莫大な時間をかけても覚えられないこともあるため、
どうにか上手く身につけてもらう方法を探る必要がありそうです。
「合わせて」だとプラス、「その差は」だとマイナス、といったマニュアル形式で教えていくと、
理解力をそれほど要せずに身につけられるのかな、
それであれば本質的に理解しなくとも、
「なんとなく」感覚的に身につけられるのかな、とかんがえております。
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