「この問題って足せばいいの?引けばいいの?掛ける?割る?」という記事にて、
文章題で当てずっぽうに立式を行うことを紹介しました。
この問題について、新しい発見があり、
解決の糸口が見えたので、ご紹介させていただきます。
なぜ当てずっぽうにしてしまうの?
早とちりしてしまうから?
わかった!50÷80!
そうじゃなくてね…
と、怒られることもよくあります(笑)
ADHDの子によく見られる早とちり。
早とちりであると、その部分に目が行きがちで、
「よく読めばわかる」「話をよく聞けばわかる」
と注意されがちですが…
よく読んでも、話を聞いても理解できないようで、
やはり当てずっぽうに計算してしまいます。
ところが当てずっぽうに計算する姿を見ると、
「よく読みなさい」
と注意されてしまうため、
「読んでもわからないんだ」
と腹を立てることもしばしば。
「早とちり」という部分に目が行き過ぎて、
本当にできない理由に中々目が行きにくいのです…
読解力が乏しい?
よく文章題が解けないと、読解力の問題とされ、
「本を読みなさい」
とアドバイスされることが多いとか。
しかし、本が好きで、国語が得意な生徒であっても、
文章題が苦手とすることが多々ございます。
そう考えると、読解力の問題だけではないようですね…
実はこんな理由でした!
かけ算の意味を教えてみる
先ほどのお話の続きです。
これ、足し算が多くて大変ですね…
あ!そういうことか!
自分で気づいたことは、本当にすごいことです^^
足し算を繰り返していくうちに、
その操作が掛け算と同じことに気付いたようで、
掛け算の意味を自分で理解できたようです。
すると、今まで文章題が苦手であったのがウソであるかのように、
という問題でも
と答えられており、やはりかけ算の意味を理解できていなかったために当てずっぽうに計算していたと考えられます。
逆に言えば、かけ算の意味を理解すれば、文章題が解けるということですね。
かけ算がわかれば次は…割り算ですね。
こちらは概念を理解しにくい難敵ですが…
理解させられるように頑張ります!