理解力の低い子に対して、物事を教える際、
最近気を付けていることを記します。
例えば正負の数の計算がなかなかできない子に教える際、
仮に(-4)-(-2)の計算をするとすると、
【引き算を足し算にするときは、後ろの()の中の符号も逆にする】
(-4)–(–2)=(-4)+(+2)
【足し算をするとき、()の中の符号がそれぞれ異なる場合は、絶対値が大きい方の符号にして、引き算する】
(-4)-(-2)=(-4)+(+2)=–(4-2)=-2
このようにして、色を多用して説明と操作とを視覚的に結び付けて、理解できるように説明します。どうも理解力の低い子というのは、説明された言葉から具体的な操作を連想することが苦手な様子なので…
このように大変丁寧に教えるため、どうしても時間がかかってしまうのですが、以前と比べて、「伝わらない」と私が悩み、考え込むことが格段に減りましたし、毎週毎週、私視点ではありますが「成長している」と感じる瞬間が増えてきましたので、効果的なのではないかな、と考えております!
以前保護者様から生徒のWISC(発達障害児の特性を知るために使われている知能検査)の結果を渡された際に、「視覚優位」なる項目がございましたが、うんうんこうして応用すればいいのですね…教育も奥が深いものです!
コメントを残す