といっても、彼女らにとっての好成績ですが。
私の生徒で、学習障害の診断が下っている中学生は二人いますが、
そのどちらも、今回の試験で非常に良い成績を修めていました。
一人は計算が苦手で、いつも手を使って計算をしていますが、
数学は学校の授業が理解できるようになったそうで、
証明問題・文章題となるとからっきしですが、
基本的な計算問題は殆ど正答していました。
一年前と比べ、五教科合わせて70点近くも上昇しており、
目覚ましい成長を遂げております。
もう一人はディスレクシアの子。
漢字は相変わらず、勝手読みをしていますが、
去年と比べるとかなり、すらすらと読めるようになりました。
国語が得意になってきているのか、
丸暗記できる古文の問題だったから良かったのか、
80点台を取ったそうで、非常に自信が出ているように感じます。
英語も、英文法について、並び替え問題を通して理解できてきており、
She reads the book.
といった文で、なぜreadの後ろにsがつくのか、ということを、
しっかりと言葉で説明できるまでになっており、
この子もまた、目を見張るような成長を遂げています。
一時期は五教科100点にすら届かないこともありましたが、
その後は順調に成績を伸ばし、今回初めて200点を超えるようになり、
感無量、といった思いでございます。
今回は1学期の試験ということで、数学は計算分野なので、
点数が伸びた、ということはありますが、
それでもこれだけ、生徒が伸びてくれたことは、
本当にうれしいことでございます。
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