小学生の男の子を指導した時のお話です。
小学生ということもあり、慌てん坊さんというか、早とちりしがちで、教えても伝わらないことがよくあります。
わかったつもりでわかっていなかったー
そんな失望をしないためにも、教える際に大切な心がけを書いていきます!
慌てん坊さんは話を聞かない
慌てん坊さんはなんと言っても、話を聞いてくれません。
こちらが教えようとしても、華麗にスルーしてしまうのです。
とはいえ、小学生ならまだ落ち着きがない年頃なので、
仕方ないかな、と割り切れますが^^;
例として、「チョコレートを一人4個ずつ、5人に配ります。合わせて何個必要ですか」という問題で、掛け算の順番を教えることにしましょう。5個の塊が4つ分できるから、4✖️5という順番になるのです。
そして、これを抽象化ー色々な文章題に対しても、掛け算の順番を正しく並べるために、
何個、と聞かれているから、「個」がつく数を先に並べる
ということを教えることにしましょう。
このような感じで、話を聞かないので、中々手強いです^^;
まあ私もこの年頃だと、話を聞いても理解できなかったから、話を聞かずに早とちりしていた記憶がありますので、多分そういうものなんでしょうね^^;
とにかく何度も伝えよう
とはいえ、ここで諦めてはいけません。
話を聞いていないことを、計算して行動していれば、そんなにダメージはない…はずです!
文章題の、出てくる数の順番にかければいい、というように解釈してしまったようです。
小学生(特に低学年)のように思考が未発達な子だと、「何個と書かれている」⇨「単位が個であるものを先に並べる」という条件分岐が難しいようです。それで、「文章題で登場した順に並べる」というわかりやすいルールを勝手に作ってしまうようです…うーん、なるほど。数学が苦手な中学生に通じるものがあるので、これはこれで勉強になります。
色々難儀しましたが、
これを何度か伝えると、ようやく伝わって、
と答えられるようになりました!よかったよかった。
この時、私が何度も伝えることを見越していたことがポイントでしょうか。
一回で伝わると思っていると、今回のように伝わらないとストレスになります。
なので、「何度も、時間をかけて伝えるんだ!」という覚悟を持って取り組むこと、教える側はストレスを軽くできて、教わる側も取り組みやすくなります!
私自身この覚悟、いつもできるようにならないとな…中学生・高校生相手でも、いつでも何度も伝える覚悟を持てるようにがんばります!
その後気づいたこと
指導中はそこまで頭が回りませんでしたが、
改めて考えると、上の画像のように、目で見てすぐにわかるような工夫をすべきだったな、と反省しています。
私が伝えていた「何個」がどの部分のことを指しているのか、わかっていないように思えましたし、何よりも「目で見た方が理解しやすい」ですからね!
まとめ
・同じことを何度も伝える覚悟を持つ
・「わかったつもり」なのか、「わかった」のか、別の問題を解かせて確認する
・できるだけ、目で見てわかるような伝え方を心がける
今回は慌てん坊さんだから際立ちましたが、多かれ少なかれ、教える時に必要な心構えではないでしょうか。
教えるときはどうしても、教える側の立場が上になるため、教わる側が萎縮することもあります。そして、教わる側が自信を無くして、勉強を避けるようになることもあります。
そうならないためにも、常に穏やかな心で教えることができるようになりたいものです!